ピンチをチャンスに変える対応ポイント
最近は、被雇用者も労働に関する知識が増えてきたりその相当な権利を要求するために、会社が労働基準監督署による是正管理を受ける機会が増加しているようです。
とはいえ、是正勧告を受けた事業主は大きなショックを受けてしまうのは想像に難くありません。
だからこそ、是正勧告をマイナスだけでなく労務管理を見直すチャンスと受け止めるようにしましょう。
是正勧告を受けた時に注意の必要なのは、以下の点です。
ひとつずつチェックしよう
まず、労働基準監督官の話には素直に応じることが大切です。
そして相手が間違っていたりこちらに非のない部分はしっかり反論するべきではありますが、けんか腰になってはいけません。
勧告を受けたなら、速やかな対応を心掛けましょう。
さらに、今回の勧告が「定期勧告」なのか、「申告勧告」なのかを確認することも大切です。
また是正報告書の提出を求められますが、すべて一括に報告する必要はなく、随時できた順に提出しても構いません。
ただし、提出期限までに間に合わないならすぐに労働基準監督官に連絡したほうがいいでしょう。
これらの点に注意しながら是正を行なっていきますが、なかなか素人に法的折衝などは難しいのが実情です。
そんな際に役に立つのが社会保険労務士なのです。